3歳の子どもにスマホで遊ばせることをどう考えますか

3歳の子どもにスマホで遊ばせることをどう考えますか

保育士さんが3歳児担当になった初日にこんな経験をされました。「ゲンガーとゼニガメ持ってるか?」と園児が質問してきたといいます。先生は何のことを言っているかわからず困ってしまったようです。他の先生が知っておられてようやくポケモンのキャラクターの名前だとわかったのです。後日、お母さんから親両親ともにポケモンGOにはまっておられることがわかったのです。

 

スマホの時代がやってきて、今の子どもたちが大人になったときには、仕事にも私生活にもなくてはならない時代になることでしょう。しかし、最近街でよく見かけますが、3歳や4歳の子どもがスマホを扱っていることはどうなのでしょうか。目にはよくないとはわかりながらもスマホをつい与えてしまうというお母さんの事情をみてみましょう。

 

『私の息子はもうすぐ3歳になります。2歳半ばごろから、言うことを聞かない子どもに悩みながら毎日を送っています。私が車の運転をしてシートベルトに乗っているとき、眠気のある時などには、強烈な泣き声で車内が大音響になります。もうたまりません。また、結構混んでいる電車内で、座れない時にも泣き出します。抱っこしてもだめです。

 

このような場合に、私はしてはいけないとわかっていても「スマホ」を与えます。無料アプリのゲームやポケモンGO、アニメの動画などです。外出時などに見せる時は、もちろん時間や回数を限定し見せるようにしていました。先日保育参観後に保護者会があり、スマホのことが話題になりました。結構多くの方が悩んでおられることに、少しほっとしたのですが…

 

ベテランの担任の先生から次のようなお話がありました。「まず、子育ては気長に行うことが重要だということを言っておきます。家でのスマホは論外ですが、外出されて言うことを聞かない時に、最近ではスマホで気をそらすということをされるようです。目や体への影響もあるでしょうが、それ以上に、子どもの方が親の上手をいって「言うことを聞かないようにすればスマホで遊べる」ということを覚えます。

 

こんな子育てはおかしいということがお分かりいただけるでしょう。親御さんが子育てに悩み詰めてゲームや動画に逃げているというだけのことですね。我慢をさせてください。気をそらすのならば、言うことを聞かないときに、子ども目線で話し合ってください。大変な時期は一時的です。我慢をすることを覚えるまで、最初に言いましたように気長にみてあげて欲しいなあと思います。」

 

このようなお話があり、多くのお母さんがうなずき、そのあとの質問でも積極的にみんなさんが聞いておられました。成長すれば、場をわきまえてくれることを信じて今も気長に子育てに励んでいます。』

 

3歳の子どもに、場をわきまえることを覚えさせるには時間がかかります。しかし、その場だけきちんとしなさいというだけではだめですね。その場その場を楽しむことができるように、親御さんも一緒になって楽しむ、我慢するところは一緒に我慢する、このようないい循環で日々を送ることが大切だということを保育士さんのお話でわかられたようです。

 

冒頭のポケモンGOは、あくまでも大人の遊びです。可愛いキャラクターそのものは、子どもたちにも人気があることは悪くはありません。スマホゲームもたいへん多く出ていますが、これも大人の遊びです。子どもには、適時性というものを考えられたおもちゃが出ています。大人の都合(子どもを黙らせたい)でスマホ依存にさせてしまっては取り返しのつかないことになってしまいます。